2019年今年の夏も、日本国内で40度近い気温を記録する日も珍しくなくなり、夏本番の8月を迎えていますが、この先どこまで猛暑が続くのでしょうか?
ちょっと外を歩くだけでも、汗がじわり・・・。
汗のお悩みで、特に顔や頭に集中して汗をかいてしまうという人はいませんか?
これって体質なの?なにが原因なの? 病気のせい? と、心配にもなりますよね。
顔汗の症状と悩み
日本人のからだには、約200万~250万もの汗腺が全身に分布しているといわれています。
体温が上がるとそれを冷ますために汗をかき、体温を調節しています。
ですから汗をかくことは良いことなのですが、

しかし、顔にばかり大量の汗をかいてしまう悩みは、軽い悩みのようにも感じられますが、
人と会ったり外出したりするのが嫌になってしまうなど、対人関係や仕事に支障が出ることもあるため、本人にとっては精神的な影響を及ぼすことも出てきますから看過でいないものなのです。
吹きだすような汗のかきかたで、したたり落ちてしまうので服まで汚れたりする、汗のにおいなど、周囲の目がとても気になります。
恥ずかしいと思うことでいっそう緊張し、さらに汗の量が増えてしまう・・・という悪循環も起こります。
女性はお化粧もドロドロに・・・・・。(´;ω;`) ストレスになります。
発汗のパターン
1.暑くて出る汗は温熱性発汗、
2.暑さに関係なく緊張などによって出る汗は精神性発汗
3.辛い物や刺激の強い物を食べることで起きる味覚性発汗です。
これらの症状が亢進(だんだんより強くなる)したものが「顔面多汗症」
それが頭部であれば「頭部多汗症」というものです。
ダラダラと汗をかきます。一度汗が出るとなかなか止まらないのも特徴です。
実は、
「顔面多汗症」と「頭部多汗症」が、合併する場合も多くみられます。
頭からも顔からも汗が出るという状態になります。
顔汗、頭汗がひどくなる原因
汗をかくことは体温調節するためには大切なことなのですが、
運動不足や、涼しい場所に長時間いることで極端に汗をかかない状態が続くと、
身体の末端部分(手や足)の汗腺が鈍くなり、なかには休眠する汗腺も出てくるそうです。
そして上半身の汗腺は休眠しにくく、下半身は休眠する汗腺が多いといえます。
確かに、上半身が冷え性というのはあまり聞きませんね。冷え性というのは下半身に多いですね。
汗腺が休眠している部分があると、汗は出られる汗腺を求めて一極集中してしまうのです。
代わりに筋肉がよく働く顔からの発汗量が増えてしまうと考えられています。
顔汗を抑えるには、下半身の汗腺の休眠状態を解消するというのも一つの対策です。
夏でも冷え性の人はいます。とくに女性に多いですね。冷房がさらに追い打ちをかけたりもします。
手足を温め、発汗を促すことです!
足はひざ下、手はひじ下をメインに温めます。
この時大事なのは、足と腕以外はできるだけ涼しい環境をキープしながら、足はひざ下、手はひじ下をメインに温めます。(足湯と手湯などがいいです)

出来れば、毎日10分程度、1~2週間くらい続けると、汗の出口が増えて、顔の汗が抑えられてくると思います。
そういえば、暑い時、蛇口で腕などを冷やすと、その時だけは冷たくて気持ちがいいですが、すぐに元に戻ります。
お湯で腕を洗うと、その後はとてもさっぱり感がありますよね。
顔汗(顔面多汗症)を引き起こす病気
前に述べたような、汗腺の不具合によるだけならいいのですが、
顔面多汗症は、場合によっては以下の病気の可能性が疑われますので注意も必要です。
更年期障害
更年期障害は、血管の収縮、拡張がうまく出来なくなり、暑くないのに汗をかいたり体温が上昇して、のぼせを起こしたりして、それらを解消しようとして顔面多汗症の症状になります。
自律神経失調症
自律神経は呼吸や血液の循環、内臓機能などを司っているほか、体温調節のための発汗機能にも関係しているのです
この自律神経のバランスが崩れ自律神経失調症になると、それらの働きがうまくいかなくなります。
そのために発汗に異常が生じ、顔面多汗症になったりします。
甲状腺機能亢進症
甲状腺機能亢進症というのは、新陳代謝を活発にする甲状腺ホルモンの分泌が過多になってしまう病気です。
顔面多汗症は新陳代謝に問題が生じることで起きることがあるのでこの病気の可能性もあります。
糖尿病
糖尿病になってと血糖値が高い状態が続くと末梢神経がダメージを受け、老廃物の排出機能に異常が起きます。
そのため、下痢や便秘になったり、尿意を感じなくなったりするほかにも、発汗もうまく出来なくなり体温をコントロールできなくなります。
そのために体温や気温に関係なく発汗が起こって顔面多汗症になったりします。
顔汗があまりにもひどくて心配な場合は、病気による場合もあるので一度受診してみるのがいいですね。
顔汗(顔面多汗症)の対策と治療
対策
前にも述べましたが、
足湯などで下半身の汗腺の休眠状態を解消するというのも一つの対策ですが、
時間と場所が許すなら、 カンタンな汗止め法があります。
●リンパ節を冷やしてクールダウンする
体内を駆け巡るリンパ節のピンポイントを冷たいもので冷やすことです!!
「首の後ろ」「左鎖骨下」「脇」「太ももの付け根」「ひざ裏」この5つのポイントを冷えたペットボトルや保冷剤を用いて冷やしてみてください。
私もやってみましたがこれは効きます! ほんとに体温が下がります。
発熱の時にも同じようにして熱を下げますよね。

5ヵ所が無理な時は「首の後ろ」「左鎖骨下」を冷やすだけでもちがいますよ。
ぜひ応急処置でやってみてください。
●制汗クリーム、制汗シート、制汗スプレーを使う
◆制汗クリーム
◆汗ふきシート
◆制汗スプレーは、種類や香りが豊富。(ほわ~んとシャボンの香りなどもあります。)
◆水に濡らして首元を冷やせる「冷却スカーフ」もありますね。
いい製品が多く売られていますので試してみて下さい。
●汗が止まるツボ
手のツボを押すことでも、汗を抑えることが出来ます。
「後谿(こけい)」「陰郄(いんげき)」「合谷(ごうこく)」という3箇所のツボを押すことで、リンパの流れをコントロールができ、汗の量を抑えることが可能で制汗効果が得られます。



●習慣として注意しなければいけないこと
エアコンの利きすぎや長時間滞在は冷え性の原因となり、自分で体温調節ができない身体にもなってしまいます。
身体の汗腺が全体的に良く機能するように、適度な運動などで改善を計りましょう。

ストレスなどで極度の緊張や興奮など、精神状態によるものであれば、休養をとったり、病院で診療を受けることも大事です。
治療
① 注射
一般的な汗のケア方法や市販されている制汗剤等では対処できない追い付かない、もっと根本的に治したいという場合は最寄りの皮膚科等にかかって、診察をうけることをお勧めします。
よくいわれるのが、汗をかきにくくするボツリヌスという注射です。
(保険適用ではないため自費となります)
汗を分泌させるアセチルコリンという物質が交感神経によって放出されるのですが、それを抑制するもので、患部(主として両頬、鼻、額)に注射することで汗が抑えられ効果的と言われています。
額は生え際と髪の毛の中、約2センチ程度まで、頭は髪の毛の中、生え際から5センチ程度まで注射します。前頭部から耳の上あたりくらい迄に注射します。
注射した部位の汗は、かなり減少し日常生活がより快適になります。
ただ、半年から1年ほどで効果がなくなってしまうので継続的な治療が必要となります。
② 手術
手術で交感神経を遮断する方法があります。汗を抑えたいところをピンポイントで神経を切断していきます。
まとめ
顔汗、頭汗で、汗だくになる人は汗止めテクニックをいろいろ覚えておいて、自分に合ったものを試してみると良いと思います。
この時期は制汗グッズをバッグに忍ばせておいても損はなさそうですね。
そして、少しでもスッキリさせて、暑い夏を乗り切りましょう!



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